Project
株式会社ジャパン・アドバンスト・ケミカルズ
新本社・工場
Client: | 株式会社ジャパン・アドバンスト・ケミカルズ |
Location: | 神奈川県厚木市 |
Completion: | 2018年4月 |
Design: | オリエンタル技研工業株式会社 |
Renovation: | オリエンタル技研工業株式会社 |
築40年の工場兼倉庫を新たな創造の場に
エレクトロニクス材料の開発・生産を行う化学メーカーである株式会社ジャパン・アドバンスト・ケミカルズ。特殊化学材料の需要拡大を受けて、業務を拡張するにあたり、本社・事業所が手狭に。また、現状では事業所が複数にわたっており、生産性の効率化がクライアントの課題でした。
新しい発想でさらなる進化を遂げるべく、次世代製品の研究開発機能を強化するためにリサーチセンターの設立が計画され、築40年の工場兼倉庫を大幅に改修し、オフィス・工場機能を備えた最先端ラボに生まれ変わりました。
最先端ラボに生まれ変わるまで
工場兼倉庫をフルリノベーション。様々な事業所の機能を統合するにあたり、動線の再検討が必要であったため、メイン動線を中心に作業エリアを明確に分けた安全性・作業効率の高いゾーニング、レイアウトをゼロから計画しました。また、綿密な事前調査を行い、各機能に必要な面積の割り当てや電源計画を検討しました。
コーポレートカラーであるブルーを施設全体のデザインに取り入れたことで、来訪者に企業アイデンティティをアピールするとともに、明るい印象を与える空間を実現しました。
メインラボのヒュームフード・卓上フードは施設の構造と研究内容に合わせて製作し、実験機器の組み込みにも対応。先進的な研究環境としてふさわしい、洗練されたイメージのラボが完成しました。
「未来」を見据えて
新製品の施策を行う工作室にはクリーンルームとヒュームフードを導入する予定でしたが、開発する新製品によっては作業内容が変わり得ることから、将来を見据えた柔軟性の高い設備の導入をご提案いたしました。解体可能なクリーンブースや撤去・移動が容易なダクトレスヒュームフードを採用することで、簡単に一般実験室や居室に変更することが可能になっています。
close