Project
株式会社アリミノ
総合研究所
Client: | 株式会社アリミノ |
Location: | 埼玉県比企郡 |
Completion: | 2016年5月 |
Design: | プラナス株式会社 |
四季折々の光を取り入れる
スタイリング剤、シャンプー等のヘアケアやスキンケアなど、健康と美を追求する製品の開発・製造拠点です。
髪への光の当たり方・色合いの配慮が極めて重要な理美容研究において、四季や時間帯に応じて変わりゆく光を提供し、研究者に「ふとした刺激」を与えます。
「映え」の追究をアシストする
本プロジェクトは、ラボ建築に特化したプラナス株式会社(一級建築士事務所)によって、「ヘアケアの研究」という特殊な環境の価値を最大化する設計が行われました。 お客様が最も大事にされていたのは「光の当たり方」。プラナスの注力ポイントであった「色々な角度から様々な光が入る」設計に合わせて、更なる光の多様性を持たせるための工夫がなされています。
天板の色は光を邪魔しないパールグレーに。試薬棚の上部には、「部屋と天井を照らす上向きライト」を取り入れました。実験台の側面には、ヘアカラーをいつでも確認できるように鏡を設置し、光の当たり方を詳細に確認できるLED照明ライトが完備されています。
研究施設の構築において、これまで数々のコラボレーションを生み出してきたORIENTALとプラナスだからこそできる、デザインのコダワリです。
木材パネルと透明ガラス、曇りガラスを無作為に配置することで、研究所に入る光に多様性が持たされています。
研究所に足を踏み入れると、あらゆる場所で「ちがった光」を感じることができます。
エネルギーコストを削減する「選択排気」
大量の有機溶剤を使用する際は、屋上排気型のヒュームフードを。
少量の場合はガスをフィルターで浄化し、室内に空気を戻すダクトレスヒュームフードを。
設備の使い分けで、エネルギーコストの削減と環境汚染対策に貢献します。
コミュニケーションの活性化を図る
本施設には実験室・オフィスだけではなく、試作品を試すことができる美容室やコミュニケーションエリアが完備されています。プラナスの設計により、お客様との、あるいはスタッフ同士の距離を自然と近づけ、対話を活性化させるショールームとしての機能も兼ね備えています。
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