筑波山水源の森づくりで
クリーンでグリーンな未来を創造する
"ORIENTALの森"サーキュレーションプロジェクト‐Part.1
貴重な木材を製品材料として使用する、研究設備メーカーとしての社会的責任。
生産・営業拠点を構える地元つくば市に根差した活動。
この2つの想いをカタチにするべく、
私たちORIENTALは「筑波山水源の森づくり」プロジェクトを発足させました。
研究設備メーカーとして
果たすべき役割とは
私たちはラボファーニチャー(実験台)をはじめとする研究設備機器の材料として多くの木材を使用してきました。貴重な木材を消費するメーカーとして果たすべき責任を考え、「伐採~使用~植樹~育樹」というサイクルからなる森林循環の取り組みへの参加を決意。森林循環に加えて、ORIENTALの「地元」であるつくば市に根差した活動を行いたいという想いから、筑波山系の自然を守り未来を創造するプロジェクトが始まりました。
筑波山水源へ「ORIENTALの森」を育み、私たちが誇る筑波山の風景を継承しながら間伐材によるオリジナル研究設備の開発を推進したい
「ORIENTALの森」プロジェクトリーダー
「関東平野にそびえ立つ標高877mの名峰筑波山は、藍から緑、そして紫に山肌が表情を変えることから『紫峰(しほう)』と呼ばれ、昔から『西の富士、東の筑波』と富士山と並んで称されてきました。私の仕事場であるプロダクションセンターから望む筑波山の姿は、いつも美しくそして気高くたくましい。そして何よりも、私自身も暮らす名峰筑波山に抱かれたこのつくば市が大好きです。美しい筑波山の風景を未来の世代に継承するため、このプロジェクトを立ち上げました。」
"ORIENTALの森"の育成、そして循環型社会へ
「筑波山水源の育苗・植林活動を、数年後には『ORIENTALの森』を育む活動につなげたいと考えています。『ORIENTALの森』とは、自ら育てた苗木を筑波山神社保有林に、私たち自身の手で植樹し大切に育てていく森です。その地道な活動が10年そして20年後には数千本におよぶ生態系の豊かな針広混交林へと成長し、やがてその森から伐採された筑波山系間伐材を生かした研究設備・ラボファーニチャーなどのオリジナル製品たちが、『幸せな未来を創造するひらめきの瞬間のために』生まれ変わっていくことを願っています。」
"森づくりのプロフェッショナル"との
コラボレーション
プロジェクトを進める中で出会ったのは、茨城県つくばみらい市を拠点に活動するNPO法人「地球の緑を育てる会」理事長の石村章子氏。20年以上前からどんぐりポット苗から始める「宮脇方式」の森づくりを取り入れた、自然との調和を育む筑波山系水源の森づくりに取り組んでいる当団体の理念に共感し、活動を通して私たちの暮らしを支える水源を未来へつなぎたいという思いでコラボレーションが実現しました。
「地球の緑を育てる会」石村氏による社内勉強会。気候に対する森林の役割、森づくりの広がりを学びました
苗木と触れ合って感じる
自然のチカラと私たちの使命
私たちは「地球の緑を育てる会」とコラボレーションする形で、育苗活動や植樹活動に参加。これらの活動を通して、「森を築く」ことへの強い使命と壮大な自然のサーキュレーションを感じることができました。
この様子は、「チャレンジレポートPart.2」で詳しく紹介しております。
私たちはこのプロジェクトを通して、4つのSDGs目標達成に貢献します
筑波山から湧き出る水は霞ケ浦へと注がれ、広大な霞ヶ浦の自然系と都市近郊の暮らしを支えています。筑波山水源の森を育む活動は、その美しい自然と暮らしを未来へ継承します。
「木」の大切さを身をもって学び、「つくる責任」を常に考える企業姿勢を醸成します。また、今後は筑波山系の間伐材を使った製品の開発などにも取り組み、木材のリサイクルなどにも取り組んでいきます。
木は光合成により、空気中のCO2を吸収し成長します。育苗活動や植樹活動を通じて森林を回復させることで、気候変動の原因となっている温室効果ガス(CO2)の吸収量増加に貢献します。
木材生産のための森林、みんなが楽しく遊べる森林、生態系維持のための森林など、様々な形態の森林がバランスよく共生することで、緑豊かな森林を後世に継承します。
私たちはこれ以外にも、SDGsの目標を達成するために様々な取り組みを行っています。