電子機器の回収で
全人類の持続可能な幸せを追求する
全社員参加型の電子機器回収プロジェクト
SDGsプロジェクトを発足させるにあたって、まず最初に考えたのは「一部の社員だけが参加するのでは意味がない」ということ。誰もが自由に参加でき、一人一人の学びにつながることに取り組みたい。そんな思いで、「電子機器の回収・寄付プロジェクト」を発足させました。
自分たちに「できないこと」にも
貢献したい
SDGsとして掲げられる目標の中には、「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」など、私たちが生業とするものづくりでは直接的な取り組みを行うことが難しいものがあります。
これらの目標にどうやってアプローチできるか?
プロジェクトを模索する中、私たちは不必要となった電子機器を収集し、そのリユース・リサイクル事業で難民の雇用を創出し、教育を受けられない子供たちへの寄付を実現する団体の存在を知りました。
全社員参加が生み出す活力
不要となった電子機器の回収・寄付は私たちが直接成しえない目標に間接的に貢献できるばかりではなく、社員誰もが参加できて考えるきっかけにもなるはず―こういった想いで、社内での不要電子機器回収プロジェクトを開始しました。
回収プロジェクトを開始してすぐに、社員から「こんな機器は回収対象になる?」「どのくらいの量まで回収してもらえる?」といった質問が出るようになり、プロジェクトの開始から約1ヶ月で、回収製品を保管する机は電子機器でいっぱいになりました。
また、この活動から派生して、「こういったものの回収イベントは実施できないか?」「こんな活動をSDGsプロジェクトで行ってほしい」といった意見も出されるようになり、多くの社員がSDGs活動の一端に触れることができました。
プロジェクト開始から約3ヶ月で、以下のような多数の電子機器を回収できました。
捨てられるはずの電子機器で
難民の雇用と子供たちの教育を支援する
私たちが回収した電子機器は団体に寄付された後、日本に住む難民の方々が働くリユース・リサイクル事業に組み込まれ、新たな雇用を創造しています。また、そこで得られた収益は、貧困や虐待を理由に教育機会と居場所を失っていた子供たちの教育支援に充てられます。
継続的なイベントを実施することで、全社員がSDGsを自分事として意識していくきっかけを作りたい
「電子機器回収」プロジェクトリーダー
「今回のプロジェクトは、
1. 誰もが参加できて、学びにつながるものであること
2. ORIENTALで直接的に取り組むことが難しい目標に貢献できること
3. 啓蒙活動の一つとして、今後も実施できること
の3点を重視しています。
本プロジェクトで回収する電子機器は回収対象が広く、長期的な実施を想定しているため、今は不要機器を所持していない社員であっても今後参加できる可能性があります。電子機器は数年での買い替えが発生しますが、その多くが不要となったまま家庭に埋もれてしまいがちになるだけではなく、処分するにも手間と費用が発生します。リユース・リサイクルの側面からも参加者にメリットがあり、この活動を後押しできたのではないかと思います。
また、回収台数などの活動成果を客観的に振り返ることができるとともに、寄付先の活動報告を通じて、寄付品がどのようにして世界の役に立つかを学べるという魅力があると考えています。」
継続した活動で循環型社会へ
「電子機器の交換・不用品の発生タイミングは、数年単位のものがほとんどだと思います。だからこそ、今回のプロジェクトが単発のものではなく、中長期的な継続型プロジェクトであるということを全社員に理解してもらうため、定期的な活動と発信を行っていきたいと考えています。
SDGsの目標である貧困対策・教育提供・環境保護に貢献する本プロジェクトが、循環社会の形成の一助となることを願っています。」
私たちはこのプロジェクトを通して、3つのSDGs目標達成に貢献します
日本国内にも多くの難民が暮らしています。
新たな雇用を創出することで、世界の貧困対策に貢献します。
貧困、虐待などを理由に「教育機会」や「居場所」を失っている子供たちへの支援で、質の高い教育の提供に貢献します。
不要になった電子機器をリサイクル、リユースすることで、大切な資源の有効活用と環境保護に貢献します。
私たちはこれ以外にも、SDGsの目標を達成するために様々な取り組みを行っています。