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【イベントレポート】PARTNERs LEARNING Vol.08 イベントレポートを公開しました

2024.08.19

2024年7月26日(金)オリエンタル技研工業本社(東京都千代田区)にて、「Well-beingにとって美とはなにか?/ウェルビーイングと経営 - 職場環境における幸せ」をテーマに、第8回目となるスキリングイベント PARTNERs LEARNING を開催いたしました(オンライン配信とのハイブリッド)。


今回は、公益財団法人 Well-being for Planet Earth の代表理事であり日本のウェルビーイング研究の第一人者である予防医学研究者の石川善樹氏を講師にお迎えし、当社代表取締役社長の林との対談や会場の皆さまからの質問にお答えいただきました。


イベント前半では、Well-beingな空間は「美(よ)い間」であるとして、「宇宙空間から地球を見ているような体験に近い空間をどれだけつくることができるか」、「多角的な時間間隔の中で物事を考えるからこそ色々なひらめきが生まれる」など、空間上の仕掛けづくりの重要性についてお話いただきました。


林との対談では、Well-beingが優れた職場について、「相手の仕事ぶりではなく、どういう人間であるかお互いが興味をもっている状態(他己紹介が上手い)」や「適度なストレスがかかっている状態」、「互いのストレス特性を認識している状態」であることが重要な要素であるということが示され、ご参加の方々も頷きながらメモをとるなど、Well-beingな職場環境を実現していくための多くのヒントを学ぶ機会となりました。



当日の参加者からの質問と石川先生のご回答の一部をご紹介します:


Q:働き甲斐を持たせるコツは何でしょうか?事例があればご紹介いただけますか?


石川先生:そうですね、最初から最後まで全部自分でやっていたら、働き甲斐を感じるにきまっているんですが、組織の中で「部分」の仕事をしているから、全体との繋がりが不明確になって、自分の存在意義がわからなくなってきてしまうんですよ。なので、業界外の人に向けて、自分の会社がどのような目標に向かっているか話す機会(アウトプットの機会)を設けてあげることで、それが我が事化してきて、結果的に働き甲斐に繋がると思います。


Q:ネガティブ思考の考え方の社員に対して考え方を変えるための指導方法があれば教えてください。また、幸福感を実感してもらうための方法があれば教えてください。


石川先生:ネガティブ思考の方は、不安が減ることが幸せなんですね。なので、着実な道のりを見せて、不安を減らしてあげること、安心することが重要なんです。安心してもらうことが幸福感に繋がるので。かつ、頻繁なフィードバックも必要ですね。


Q:仕事を評価する場面で、部下が納得できるような伝え方があれば教えてください。


石川先生:そうですね。やっぱり、日頃のフィードバックが納得感に繋がるかと思います。これに加えて、個人の良し悪しではなく、チームの中における関係性の良し悪しを評価をすることで、部下は評価を受け入れやすくなるのではないでしょうか。


Q:自然や生き物など、人間以外のものとの相互作用でWell-beingを高めるいい事例があれば教えてください。


石川先生:「いい森」の特徴って一言でいうと、色々な音がある森なんですよ。これが生物多様性、命のにぎわいがあるということですよね。これに対して都会ってノイズを遮断しているから、音の多様性がないんです。こういう空間を人は不自然と感じるので、いかにノイズのある空間を創ってあげて、自然だなと感じてもらうことがWell-beingにつながるかなと思います。




当日は、オンライン・オンサイト合わせて約115名の方々にご参加いただきました。


オリエンタル技研工業では、今後もパートナーズの皆さまに役立つイベントを定期的に開催していく予定です。次回も是非ご参加ください。

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